第2回やまなみ「健康づくりセミナー」が行われました。
◆平成25年11月25日(月)午前10時、平成25年度第2回やまなみ「健康づくりセミナー」が、「宮の森明和地区会館」2階「大倉山」で行われました。
このセミナーは、宮の森大倉山地区福祉プラザ「やまなみ」が主催し、同地区にお住まいの方々の健康増進を目的として、医療の専門家を講師としてお招きし、3回シリーズで開催しているものです。
第2回セミナーのテーマは「『かぜ』と『インフルエンザ』にご用心」です。
地域の方々25人が来場し、医師による講義を聞きました。
◆セミナーの前半は、宮の森記念病院の院長である松橋尚生先生による講義です。
先生はパソコンを用いて映像を交えながら、原因や症状、対処方法などについて、分かりやすく説明していただきました。
セミナーの主な内容は次のとおりです。
◎「かぜ」について
◆どうして「かぜ」にかかるの?
・寒さ
・睡眠不足
・乾燥
・バランスの悪い栄養
・疲労
・ストレスの蓄積
これらの要因により、体の抵抗力が低下
⇒「かぜウイルス」が鼻やのどから侵入
⇒かぜウイルスが粘膜で増殖
⇒粘膜の炎症(腫れて痛む)
⇒体がウイルスに対抗する様々な反応が起きる
◆「かぜ」の症状
・鼻水、せき、のどの痛みなど
・ウイルスによる粘膜の障がい
⇒これらは、ウイルスが侵入した場所で、ウイルスを退治しようとする身体の反応
・発熱、寒気、体のだるさなど
⇒ウイルスを退治しようとして、免疫細胞が働きやすくなるように身体がいろいろな物質を出します。
これが全身に回って、身体に反応を起こします。
・「かぜ」の症状があるときは
「かぜ」の症状は、体がウイルスと戦っている証拠。
体を休めて戦争に備えなさいという合図です。
◆「かぜ」の治療
・保温と休養
・温かい飲み物で水分補給、栄養・ビタミン補給
「かぜ薬」は、症状を和らげる効果はあるが、ウイルスを退治する効果はありません。
⇒症状が軽くなったからといって、治ったわけではないので、安心できません。
◎インフルエンザ
◆「インフルエンザ ウイルス」によるかぜ
発熱や全身のだるさなどの症状が強い。
インフルエンザ ウイルスは、
・症状を起こす力が強い(早く出て重い)
・感染力が強い(流行しやすい)
◆「かぜは万病のもと」の二つの意味
① かぜやインフルエンザにより、身体の抵抗力が落ちたところに、肺炎、心不全など別の病気が発生します。
つまり「かぜをこじらせる」ということです。
肺炎は、日本人の死因第3位になっています。
② 初めの症状が、かぜとよく似ている病気があります。
(肺結核、急性肝炎など)
◆インフルエンザの治療
・基本的には「かぜ」の治療と同じ(保温、休養、水分補給、栄養・ビタミン摂取)
・症状を和らげる薬(かぜ薬)
・インフルエンザウイルスを退治する薬(内服、点滴、吸入)
◎「かぜ」や「インフルエンザ」の予防
予防に勝る治療なし
どんな病気も、かかってから治すより、かからないように予防するほうが良いのです。
インフルエンザは、空気中の飛沫、感染者が触った物から感染します。
・ウイルスが入らないようにすること。
・身体に抵抗力をつけること。
これらの方法が必要です。
◆手洗い
・石鹸や消毒剤で、手に付いたウイルスを洗い流します。
・外出から帰った後、調理の前後、食事前、乳児に触れる前などには忘れずに。
◆マスク
・ウイルスを含んだ飛沫を吸い込まない。
・のどの乾燥を防止。
・インフルエンザにかかっているときは、ウイルスを飛び散らしません。
松橋先生は、実際にマスクを来場者に配り、自らマスクを使って、正しい着用方法を示してくれました。
・鼻を覆うこと。
・あごにかけること。
これら2点がポイントです。
◆うがい
・のどのウイルスを洗い流します。
・のどの乾燥を防止。
◆かかってしまった人は
感染を広げるのを防ぐ意識が必要です。
・ウイルスをまき散らしてはなりません。
(咳エチケット)
・正しい方法でマスクを着用
・周りの人から顔をそむけて1メートル以上離れて、ティッシュなどで鼻と口を押えて咳をしましょう。
・使ったティッシュは蓋付きのゴミ箱へ捨てること。
・すっかり治るまでは外出を控えてください。
インフルエンザは、熱が下がっても、少なくとも2日は他人にうつります。
◆薬によるインフルエンザの予防
・インフルエンザワクチン
・インフルエンザにかかりにくくします。
・万一かかっても重症化を防ぎます。
・効き目は2週間~5か月持続
◆後半は、宮の森記念病院の理学療法士の方々が、自宅でできる簡単なストレッチを紹介してくれました。
来場者は、理学療法士の指導を受けながら、首や腕を伸ばしたり、身体をひねったりしました。
◆セミナーに参加した方は、「分かりやすい言葉で説明をしていただきました。栄養をきちんと取って、睡眠不足にならないように気を付けます」
「かぜ薬を過信してはならないのですね。かぜにかかったら、早めに医師に診断してもらうことにします」と話していました。
◆宮の森記念病院の職員の皆様には、ご多用にもかかわりませず、今回のセミナーを2回連続でお引き受けいただきました。
ご協力に深く感謝申し上げます。
これからも地域に根差し、地域に開かれた病院として、ますます発展されますようご祈念申し上げます。



