中央区まちづくり会議第2回会議が行われました
■平成23年8月2日(火)15時15分から、札幌プリンスホテル国際館パミールにて、中央区まちづくり会議第2回会議が開催されました。
■これは、中央区が主催し、区内の16の連合町内会を中心として、中央区消防団や、災害防止協力会、小学校、中学校の校長会などの関係団体が集まって、平成22年度から防災対策などについて話し合いを行っているものです。
■宮の森大倉山地区からは、吉田連合町内会長、阿妻防犯防火部長、田中防犯防火副部長、松田防犯防火副部長の4人が出席しました。
■この日は、公益社団法人日本技術士会北海道本部防災委員会副委員長でもある、中央区土木部の城戸部長から、「『自助・共助』のすすめ!~大災害の教訓を生かす~」と題して、阪神淡路大震災などを踏まえた災害対策などについてのお話がありました。
●いざという時に自分の身を自分で守る「自助」、地域の安全を協働で守る「共助」、大がかりな救助活動など行政等による「公助」のバランスは、7対2対1
●関東大震災では、死者行方不明者の合計は10万5千人、全半壊家屋は21万2千棟余りでそのほとんどが焼失しています。これを見ると、関東大震災では火災によって多くの方々が亡くなりました。
●この関東大震災の教訓を活かして、防火対策に力を入れた結果、阪神淡路大震災での焼失家屋は7,036棟と大幅に少なくなりました。
●このたびの東日本大震災での全半壊家屋は24万5,251棟でそのうちの焼失家屋は263棟とほとんどが津波による被害です。
●阪神淡路大震災でお亡くなりになった方の81%は、地震発生後15分以内に亡くなっています。当日のうちに亡くなった方も16%いらっしゃいますので、実に97%がその日のうちにお亡くなりになっています。
●また、お亡くなりになった方のうち、54%窒息、12%が圧死、9%がショック死、8%が打撲となっており、ほとんどの方が建物の倒壊などによりお亡くなりになっています。また、火災によってお亡くなりになった方も12%いらっしゃいますが、そのうち、かなりの方々が倒壊家具の下敷きになって逃げ遅れたと考えられます。
●このことからわかるのは、自治体の消防力の問題が死者を増やしたのではなく、出火を防げなかったか、逃げ出せなかったかということの問題だということです。
●被害を受けた建物のほとんどが昭和56年以前に建てられた古い木造住宅でした。57年以降に建てられた新耐震基準の建物は、軽微な被害か無被害の建物が多い状況にありました。このことから、耐震基準の重要性が再認識されました。
●被害にあわれた方々の年齢を見ると、20歳から24歳と65歳以上のお年寄りが多くなっています。比較的若い方の被害が多かったのは、学生たちが比較的建築年数が古いアパートに住んでいて被害にあったものと考えられます。
●助けられた方の生存率を時間ごとに見ると、大震災24時間以内の早期救出が生死を分けました。
●家屋に閉じ込められた方のうち、78.7%が自力で脱出、16.5%が民間団体によって救出され、公的機関により救出されたのは4.8%に過ぎません。このことからも、自助、共助の大切さがわかります。
●阪神淡路大震災の教訓は、①耐震性の高い街、家づくりが必要、まずは、耐震診断から②震災時には人命救助が最優先、即時対応が重要です③自助、共助が大切「自分たちの命は自分たちで守る」
●東日本大震災の教訓は、①釜石の奇跡に学ぶ、防災教育(ソフト)と防波堤(ハード)~日頃からの防災教育によって子どもたちのとほんどが助かった、防波堤は破壊されたが、6分間津波が押し寄せるのを遅らせた、②「津波てんでんこ」てんでんばらばらに逃げよ、③日本では地震から逃れることはできない
●備えあれば、憂いなしです。日頃からの心がけを大切にしてください。
■次に8月31日(水)に実施する中央区防災訓練の概要について説明がありました。
●時間は、9時から12時の予定です。場所は、二条小学校のグラウンドです。
●内容は例年通りのバケツリレーや煙道通過などに加えて、新たに今年度は「避難所展示」を行います。
●沢山の皆さんのご協力をお願いいたします。
■また、前回会議の際に配布した「ご意見シート」にて、「災害物資の備蓄状況について説明して欲しい」との意見があったとのことであり、資料に基づき説明がありました。
■最後に今後は「中央区まちづくり会議通信」を発行し、この会議の活動を広く区民の皆さんに周知したい旨の説明があり、会議は終了しました。

